ようやく出会えた正しい診断・治療

佐藤さん(仮名)
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佐藤さん(仮名)は間質性膀胱炎と診断されるまで数年かかり、大学病院で正しい診断がついてようやく安心することができました。今は寛解に向けて、指導されたことに正しく取り組むよう心がけています。

「敏感になっているだけ」「婦人科の原因かも」と誤診、大学病院でようやく診断が

間質性膀胱炎と診断されるまで、泌尿器科には数年通っていました。ですが「若いから敏感になっているだけだろ う」と言われ、痛みが出た際は「子宮が原因かもしれないから」と婦人科の受診をすすめられました。
しかし、婦人科でも原因はわからず、間質性膀胱炎とは関係のない治療を半年ほど受けることになりました。

そのうち冷や汗が出る程の痛みが出るようになり、日常生活すら難しくなってきました。大学病院を紹介してほしいと自分から依頼し、そこで初めて間質性膀胱炎と診断されました。

原因がわかった時は、おかしな話ですが、打ち上げ花火が上がったように、うれしくホッとするような、前に進める気持ちになりました。
ただ、「もっと早く診断されていたら、ここまでひどくならなかったのでは......」とも考えてしまいます。

診断・治療を受けて、寛解に向けた生活を

今は寛解に向けて、現在通っている病院での指導に正しく取り組むように、かつ病気にとらわれることなく日々の生活を楽しく送るように心がけています。

治療時に痛み・つらさがある際は、診察で相談しています。たとえば薬の注入後の痛みには、麻酔などで対応してくださるので、頑張って治療を続けられています。

自分の病気をオープンに伝える

人とのおつき合いの中で、トイレが近いこと、痛みがあることなどは、オープンに伝えさせてもらっています。
気をつかわせないためにもこちらから今の状況を伝えることで、遠慮なく誘ってもらえますし、日常生活も楽しく送れています。