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水分は十分にとりましょう。
水分が不足すると膀胱の中の尿が濃くなり、膀胱を刺激して痛みなどの症状の原因となります。逆に、水分をたくさんとると、尿が薄くなるので、症状をやわらげることができます。膀胱に尿がたまったら症状が出るのではないかと恐れて水分を控えると、そのことが逆に痛みの原因となってしまいますので、注意しましょう。
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食事に気を付けましょう。
間質性膀胱炎の症状の緩和には、食事療法が有効とされています。
柑橘類や酢などの酸っぱいもの、カリウムが多く含まれる野菜や果物、刺激物(しょうが・わさび・唐辛子などの香辛料、アルコール、カフェイン)などをとると刺激性の強い尿ができるので、これらの摂取は避けたほうがいいとされています。ただし、個人差があり、また体調によっても異なります。食事日誌をつけることなどによって、各自が避けたほうがいい食品や食べても大丈夫な食品を把握することが重要です。 -
冷え・ストレス・不眠を改善しましょう。
冷え、ストレス、不眠などにより症状が悪化することが知られています。冷たい飲み物をたくさん飲みすぎたりしないようにするなど、体を冷やさないように気を付けましょう。また、軽い運動や入浴などでストレスを解消し、よく眠れるようにしましょう(ただし、激しい運動をすると、症状を悪化させることがあります)。
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喫煙者は禁煙するようにしましょう。
禁煙することがストレスとなってしまっては本末転倒ですが、症状が悪化する可能性がありますので、できる限り控えましょう。
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そのほか次のことに気を付けましょう。
- 一部の炭酸ガス系や柑橘系の洗濯用洗剤、柔軟剤、入浴剤を使用すると、症状が悪化することがあります。
- 便秘をしないように気を付けましょう。
- 過度な筋トレは控えましょう(激しい運動を行うと筋肉に乳酸が溜まって尿が酸性になり、症状が悪くなる可能性があります)。
- 一部のサプリメントや栄養ドリンクも症状を悪化させることがあります。